以前から使い勝手の良いレンタルサーバーのビジネスパートナーとなっている「VALUE DOMAIN」ですが、
クライアント様から
「最近、迷惑メールが多すぎて困っている」との連絡が入り、いろいろと調べたところ、
本家サイト、カスタマーサポートに問い合わせつつ、対策を講じてみました。

該当するドメイン、契約サーバーのコントロールパネルにログインし、メール設定から「カスタムフィルター」で対応できますが、これがまたややこしい仕様となっているので、ここでは軽く、備忘録的に記事にしておきます。

カスタムフィルターを思ったとおり動作させるには・・・

件名(Subject)の条件に日本語をそのままご設定している場合は、希望通りの動作がされません。

カスタムフィルターはメールのソースデータを検査する仕様となっており、
件名や本文に日本語が含まれている場合、
ソース上ではBase64エンコードされた状態となるため、
日本語の文字列をそのまま条件にご設定いただいてもマッチしない場合があります。
日本語文字列はBase64エンコード後の文字列で条件をご設定いただく必要があります。

件名に英文の場合は
ソース上もそのまま記載されるため、フィルタリングが可能です。

個別のスパム文字列ごとに条件を増やしていく方法ですと、
日本語のエンコード対応や新たな文面への追従が煩雑となるため、
スパムフィルターとカスタムフィルターを併用する方法を推奨しております。

スパムフィルターを有効にすると、メールのヘッダー情報に
「X-Spam-Level: 」というヘッダが付与されます。
スパム判定のスコアに応じて「*」の数が増える仕様となっており、
カスタムフィルター側でこの「X-Spam-Level」を条件にしていただくことで、
日本語のエンコードを意識せずスパムの一括処理が可能でございます。

設定例といたしまして、
ーーー
順1)
条件:「ヘッダ全体」が「X-Spam-Level: **」を含む
処理:「./.Trash」に振り分ける

順2)
条件:「ヘッダ全体」が「Received-SPF: softfail」を含む
処理:「./.Trash」に振り分ける

順3)
条件:「ヘッダ全体」が「Received-SPF: none」を含む
処理:「./.Trash」に振り分ける

最後の順)
条件:「全体」が「.*」を含む
処理:「./」に振り分ける
ーーー
をお試しいただけますと幸いです。
※入力時、\が円マークに表示される場合がございますが、そのままご入力いただけますと幸いです。

スパムフィルターは、メール設定の画面より有効化が可能でございます。
スパムフィルター自体はメール受信を拒否せず、ヘッダーの追加のみを行うため、
カスタムフィルターと組み合わせることでスパム判定済みのメールを振り分け/削除いただけます。
なお、「X-Spam-Level」がスコア6以上の場合は、スパムフィルターが件名に「SPAM」を追記いたします。

通常のメールにつきましても同じスパムレベルやsoftfail判定となっている場合、
カスタムフィルターの最上部の順に、対象アドレスを別フォルダへ振り分ける設定を加えることで、
誤検知の救済が可能でございます。

処理の「./.Trash」と「削除する」につきまして、
それぞれ下記の挙動となります。

・「./.Trash」に振り分けるについて、
メールを「.Trash」フォルダに移動いたします。
サーバー上にメールデータは残るため、
IMAP接続やウェブメールから「.Trash」フォルダ経由でメールをご確認いただけます。

・「削除する」について、
メールをサーバーから削除いたします。
削除後の復元はできかねます。

「./.Trash」と「削除する」のどちらが正しいというものではなく、
誤検知による正常メールの紛失を防ぐ観点から、
動作確認の段階では「./.Trash」をご利用いただき、
動作確認後に「削除する」へ変更いただく方法を推奨しております。

「サーバーから削除されずローカルに届いている」とのことについて、
現在ご設定の「./.Trash」はサーバー上の「.Trash」フォルダへ移動する処理となるため、
IMAP接続のメールソフトでは「.Trash」フォルダもあわせて同期される場合がございます。
完全にサーバーから削除をご希望の場合は、処理を「削除する」へ変更いただけますと幸いです。